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1998/10/31

外務省にもの申す・再び


来る12月に海外へ渡航する予定があり,そのため(当然ながら)旅券(パスポート)の発給を受けるべく,30日に申請をしに 某所旅券事務所 を訪れた。その際,「旅券申請に際しての氏名英字表記に関する趣意書」と題する以下の文書を申請書類に添付した。

外務省 関係各位

旅券申請に際しての氏名英字表記に関する趣意書

私こと 関堂幸輔 は,このたび旅券(現在は失効中。)の申請をなすにあたり,外務省の関係各位(実際に事務処理をなす担当各位を含む。)にひとこと述べたい儀があり,ここに本文書を添付する次第であります。すなわち,その趣意とは,このたびの旅券申請に際して私は自らの氏名の英字表記を“Sekidou Kousuke”として提出しましたが,これを勝手に“Sekido Kosuke”に書き換えないでいただきたいということであります。

私は,かねてより旅券の英字表記に関して得心しかねており,その旨を下記文書を通じて外務省ならびに世間一般に対しても表明していましたところ,下記 2の文書(下記 1に対する外務省よりの返信に対する反論)についてはいまだに外務省よりなんら返信もなく,すなわちこれについて外務省は反論能わざるものと推察できるものであります。

私の氏名はあくまで“せきどう こうすけ”であって決して“せきど こすけ”ではないのであり,これを外務省の勝手な都合によって曲げられ,これが公文書たる旅券に記されることによってひいてはあらゆる場面で氏名を正しく呼称されないことを誘発せしめることは耐え難い苦痛であるところ,外務省においてはこうした国民の人格権(ないし人格的利益)を当然尊重すべからざるをえないものと確信する次第であります。

なお,8月 20日付読売新聞投書欄においては,現在の旅券の氏名英字表記で括弧書きによる併記を認めているよし書かれてありますが,これによるも得心がいかない点念のため強調しておきます。

旅券の氏名英字表記に関するインターネット上の文書

  1. 外務省にもの申す」  〔URL 略〕
  2. 続・外務省にもの申す」  〔URL 略〕

1998年 10月 29日 〔署名・捺印〕 〔住所等および氏名〕

その際応対した旅券事務所職員によると,僕が電子メールによって外務省に問い合わせた事実の確認(この確認はなされたようであった。)と,今回の申請をどう扱うかについての指示を仰いだようだったが,外務省において担当者が不在 ――なんだか常套句で逃げられたような気がしないでもない―― であるゆえ実際に僕の申し出たとおりになるかどうかは(旅券事務所職員においては)わからない,との話であった ――なお応対してくれた職員は僕の考えに少なからず理解を示し終始真摯な態度であったことを,念のためここに記しておく――。

当然ながら,上記申請に係る旅券の発給についての顛末 ――要は実際の旅券において氏名英字表記がどうなるか―― は,すでに今のうちからこの頁でもぶちまけるつもりではいる。しかし,この旅券の氏名英字表記の問題については,僕ひとりの問題にとどめてはならないという考えが,申請をしたとたんに頭をもたげてきた。

そこで僕は考えた,キャンペーンをしようと!外務省の勝手な都合で不当な扱いを受けている多くの人にご協力いただき,これが非常に多くの国民に関わる重大な問題であることを,外務省の連中に知らしめるのだ!

というわけで,これをご覧のみなさんにおかれては,下のリンクからキャンペーンの頁を開いていただき,その趣旨をご理解いただいてご協力を賜りたい。何も難しいことではない。メールによる方法であれば,それこそ机の上でチョチョイのチョイだ(笑)。さぁ,みなさん…是非!!





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